絵本『きぼうのかんづめ』/文:すだやすなり/絵:宗誠二郎

日本図書館協会選定図書

¥1,320

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あの日、津波に流されずに残ったものがあった。それは、希望だった。

東日本大震災後、さまざまなメディアで取り上げられ注目を集めた宮城・石巻にある木の屋石巻水産の「希望の缶詰」。大津波で傷つき泥だらけになりながらも流されずに残った缶詰を洗い、人から人へと手渡して広げていくという行為は、木の屋の従業員の皆さんだけでなく、そこに関わる多くの人たちをつなげ、大切なことを教えてくれました。悲しみをシェアすれば、半分になる。希望をシェアすれば、倍になる。助け合いたい、分かち合いたいという想いが、一冊の絵本「きぼうのかんづめ」になったのです。

文を担当するのは、自ら経営する東京・経堂のイベント酒場「さばのゆ」で震災以前から木の屋石巻水産を応援し、震災後は缶詰を洗って広げて寄付金を募るボランティアの中心的存在となった、すだやすなりさん。絵を担当するのは、フリーのイラストレーターとして活躍を続ける、宗誠二郎さん。当店のディレクターの今井がデザインを担当し、店主の後藤は企画協力で加わりました。編集は、ビーナイス社の杉田龍彦さん。日本図書館協会選定図書です。

文:すだやすなり
絵:宗誠二郎
デザイン:今井クミ
企画協力:後藤国弘
編集:杉田龍彦
:ビーナイス

ハードカバー 32ページ 26.6×19×1.6cm
2012年3月11日発売
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