2025/11/30(日)「山里花」圷奈保美 根津神社 花会のお知らせ

2025年11月30日
根津神社「月次花御札」に因み
『南天と鴎外が親しんだ山里の草花の花の会』
[午前の部] [午後の部]
鑑賞、デモストレーションと講義
季節の菓子薄茶
植物を愛した森鴎外ゆかりの客殿(舞姫の家)で冬に向かう頃
11月30日の「月次花御札」の南天と鴎外が親しんだ山里の草花を生ける。
森鴎外の随筆「みちの記」から一節
山道に入りぬ。
ところどころに清泉迸(ほとばし)りいでて、
野生の撫子(なでしこ)いと麗(うるわ)しく咲きたり。
その外、都にて園に植うる滝菜(たきな=ウワバミソウ)、
水引草(みづひき)そうなど皆野生す。
しょうりょうという褐色の蜻(かげろう)あり、群をなして飛べり。
日(ひ)暮(くる)る頃山田の温泉に着つきぬ。
明治23年17日から27日まで森鴎外による
軽井沢への旅日記とも言える随筆。
旅の途中、花を愛で、料理に舌鼓を打ち、
川の清流で顔を洗い、蟹を捕まえて遊び、
地元の店で声高な客を考察し、
名勝を見物しながら人の生死に思いを馳せる。
20代であった鴎外の短い随筆。
「みちの記」における植物描写は
汽車の中から見た桔梗や女郎花、芒花、また
山路で女郎花、桔梗、石竹(せきちく)などを
摘んで筒にさす描写、鴨頭草(つきくさ)の群生など、
具体的な植物名が挙げられ、旅人の自然への親密さと
当時の豊かな植生が伝わってきます。
当時の自然環境に触れる事が出来、
どれほどか草木花を身近に親しんでいたかを知ることができます。
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2025年7月、根津神社第二客殿(舞姫の家)が竣工し、
皆様へのご紹介もかねて初めてこの素晴らしい場所で花会を開催いたします。この素晴らしい機会をいただき、根津神社の 内海育子さんに感謝申し上げます。
この建物は、上野花園町に明治19年に建てられた旧赤松家の住宅であり、
森鴎外が結婚後に住み、ここで「舞姫」を執筆したと言われています。
2022年に根津神社への移転築が決まりクラウドファンディングで多くの方からのご支援もいただき完成いたしました。
移築部分と新築部分があり、丁寧な補修が施され、ガーデニング好きの森鴎外にちなみ、好んでいる植物、シャラ、カイドウ、レンギョウ、アセビ、ユキヤナギなどが植えられ、かつてあった池を拡張した素晴らしいお庭です。
皆様とともに森鴎外に想いを馳せ、圷奈保美さん 山の花のなげいれを学び
良き時間を過ごせればと思います。 ぜひ、ご参加ください。
(山里花サポートスタッフ&アピスとドライブ 今井クミ)
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|会期|
2025年11月30日(日)
[午前の部] 11時−13時
[午後の部] 14時−16時
参加費お一人様7000円税込
参加番号:各回 20名様
※キャンセルは、10/30以降は準備のため
不可となります。ご了承ください。
|場所|
〒113-0031 東京都文京区根津1-28-9
根津神社第二客殿 舞姫の家にて
https://nedujinja.or.jp/
|お問い合わせ |
shop@drivedirection.jp










講師プロフィール
「山里花」圷奈保美https://yamasatohana.jimdosite.com/ @nahomi_akutsu https://note.com/cute_hare36/

なげいれの
花を習い花と向き合ううちに
花にならいい花に生かされ
美しい日本の心を教えてくれる
野山を歩き花を生けています
2005年~2017年まで
花人・川瀬敏郎先生に師事なげいれの花を学ぶ
2009年から生け込、教室、花会などの活動開始
2024年12月、初の著書「山里花の記」を出版。
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