「山里花」圷 奈保美さんについて
イベントのご紹介 /「山里花」事務局
うらうらと野山を彩る花々
新緑に包まれた萌え出る枝葉
遠く山の向こうの春の訪れをここに
(書:Nahomi Akutsu)
東京 文京区の根津神社の客殿にて
圷奈保美の山の花、なげいれのしつらえ鑑賞、
陽春のなげいれの花を生ける
デモンストレーション
その花たちを使い、御用意した籠に花を
生けていただくワークショップを行います。
✴︎完全予約制
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4/6 土曜日 14時~16時(2時間)
◯圷奈保美の山の花のしつらえ鑑賞◯しつらえた花や山里の花のこと、
なげいれの花についての講義
◯陽春のなげいれの花を生ける
デモンストレーション
◯この日はワークショップはございません
会費:6,000円 ✴︎学生可(中学生以上)無料
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4/7 日曜日 13時~16時(3時間)
◯圷奈保美の山の花のしつらえ鑑賞◯しつらえた花や山里の花のこと、
なげいれの花についての講義
◯陽春のなげいれの花を生ける
デモンストレーション
◯御用意した籠に山の花を生けていただく
ワークショップ
✴︎お花はお持ち帰りいただきます
会費:15,000円 定員8名様
参加お申し込み
圷奈保美HPhttps://yamasatohana.jimdosite.com/
持ちもの
花鋏、花を持ち帰る袋
根津神社へのアクセス
住所:文京区根津1-28-9
google map
電車をご利用の方/東京メトロ千代田線「根津駅」・「千駄木駅」より徒歩5分/東京メトロ南北線「東大前駅」より徒歩5分/都営三田線「白山駅」より徒歩10分
※お車でご来社の際は、北参道側に有料駐車場がございますのでそちらをご利用ください。境内の無料駐車場はご利用になれません。
プロフィール
圷奈保美 Nahomi Akutsu
なげいれの花
花を習い花と向き合ううちに
花にならい花に生かされ
美しい日本の心を教えてくれる
野や山を歩き 花を生けています
2005年~2017年まで
花人・川瀬敏郎先生に師事
なげいれの花を学ぶ
2009年から生け込、教室、花会などの活動開始
Q&A「山里花」事務局から、圷奈保美先生へ
花との出会いやこれからのことを質問しました。
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山里花 オフィシャルサイトhttps://yamasatohana.jimdosite.com
instagram @nahomi_akutsunote 山里花
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お問い合わせ
「山里花」事務局インスタグラムへ
DMをお送りください
@yamasatohana_staff
根津神社のご案内
この度は、重要文化財である根津神社の客殿にて花会を開催させていただくこととなり、この貴重なご縁に大変感謝しております。今後も、花を愛で学ぶ場として花会とワークショップを開催させていただく予定です。
根津神社は、今から千九百年余の昔日本武尊が東夷征定の途次、武神須佐之男命の御神徳を仰ぎ千駄木の地に創祀したと伝えられる古社で、現在地は江戸時代、徳川綱重の山手屋敷でありました。七千坪の境内は都心にありながら緑豊かな鎮守の杜に囲まれて、四季折々の表情で皆様をお迎えします。権現造りの御社殿など多くの建造物が、戦災や震災など幾多の災難を免れ現存しています。
四季折々の花を大切にされている根津神社では、ちょうどこの時期、文京つつじ祭りが開催されており、100種3,000株のつつじが色とりどりに咲き移りそれは見事です。
また、この期間中、大和絵の大家森村宜永画伯(書小林規子氏)奉納の三十六歌仙絵と、大変珍しい鍛金製の随身像一対(宮田亮平氏制作)が間近に拝観できます。御朱印もつつじ祭りバージョンとなります。そして現在、敷地内に森鴎外が舞姫を執筆した旧邸を移築工事中です。公開は2025年末の予定。
根津神社 公式サイト
https://nedujinja.or.jp/
Instagram
@nedujinja_official
コラム
圷奈保美のなげいれの花とは
花番頭 岡崎浩一
野辺に生きる草木花に会いに行く。
20数年通う山でもいつも
新たな出会いが待っている。
持ち帰り、生ける。
見事に昇華された美しい姿となって。
それが、圷奈保美のなげいれ花。
圷奈保美先生のなげいれの教室の魅力
「山里花」事務局メンバー 今井クミ
野山にある、草、樹木、花を、野山にあるような姿に生けること、それが一般的になげいれ花と言われており、剣山などを使わず自然のままに籠など花器も自由に選択しいけるいけばなである。室町時代末期にはじまったようである。圷奈保美先生のなげいれの最も大きな個性は、まず自身が山を歩き花をとること。市場で購入しないことである。初めて先生の拠点である埼玉の寧ギャラリーを訪れた時はとても驚いた。山で先生が取った花と共に、広大な自然のままの庭から花をとり、いける教室であったからである。こんな教室はなかなかないのではないだろうか。
山に入るところから圷奈保美の投げ入れははじまる。山を歩く教室もあり、とってすぐに清流の岩の上や山の中にいけ、七夕には竹で自らが作った器で素麺をご用意くださり、私たちは蓼の葉に願いごとを書いた。
正月の花会は、まずはご自身の書による文でのご案内から。素晴らしいしつらえを鑑賞したあとは、竹を生徒が自分で切り、花器を作ってそこに山の花をいける。炭で餅を焼き、わいわいとにぎやかな正月。花番頭の岡崎さんがたてたお薄をいただく。
四季を愛し、人を愛し、自然と花を愛し、山を知らなければ、先生のなげいれは見えてこないのだと思う。
「自分がなくなる。花が教えてくれる。」と先生は言う。軽く添えたその指先で、花に命を吹き込み急に輝くのは、自身がその花の山での風景を知っているからこそなのだろう。
誰の投げ入れとも違う、山の生命力そのものの美しさと輝きを感じる圷先生の花。ほどなく万葉の歌の心と共に日本全国の山へ花旅に向かっていることだろう。
定期刊行物のお知らせ
2024年後半より「山里花」ジャーナルが発行される予定です。写真は濱津和貴さん。現在、鎌倉佐助のアピスとドライブにて制作中です。お楽しみにしてください。
@apis_and_drive