『ここが地球の中心 井上ひさしと遅筆堂文庫』/遅筆堂文庫プロジェクト 編集

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山形県川西町は、平成27年3月26日、同町出身の作家、故井上ひさし氏や同氏の蔵書を元にしてできた川西町フレンドリープラザ内遅筆堂文庫の誕生に関することをまとめた遅筆堂ガイドブック「ここが地球の中心 井上ひさしと遅筆堂文庫」を発行した。編集したのは、同フレンドリープラザ指定管理者となっているNPO法人遅筆堂文庫プロジェクト(阿部孝夫館長)。
故井上ひさし氏は生涯に膨大な本や資料を収集し、その点数は22万点にも及ぶ。現在、それらは遅筆堂文庫に収蔵、公開されている。それらの資料には作家自らがアンダーラインを引き付箋を張り付け、書き込みがなされていることから、これらの資料と作品を見比べることで作家がどのように作品を追い求めたか検証できるようになっている。
遅筆堂文庫開館28年となる今年、川西町は全国から同文庫を訪ねてくる井上ひさしファンに、一冊で作家井上ひさしの生涯や遅筆堂の歴史が分かるようにという目的でガイドブックを発行した。本書からは井上ひさしという作家や遅筆堂文庫を一層深く、身近に感じてほしい、リピーターになって川西町を訪れてほしいという願いを感じる。
第一章「井上ひさしの生涯」、第二章「遅筆堂文庫は本の海」、第三章「ふるさと川西町を歩く」、巻末には作家年譜、作品年譜、受賞歴、選考委員を務めた文学賞などが掲載されている。
本の装丁、写真やイラストを多く用いた本文、まち歩きもできる地図など、斬新なデザインと見事な出来栄えで、読者の座右の一冊になること間違いない本である。(以上、2015年4月18日配信の米沢日報デジタルより流用)シールによる、井上ひさしさんのサイン入りです。

喫茶ギャラリー「アピスとドライブ」を開く準備をしている時に、同じ鎌倉・佐助の地に井上ひさしさんが旅立たれるまで住まわれていたお宅があることを知りました。そして奥様の井上ユリさんと仲よくさせていただくことになる(日頃から、本当にお世話になっています)というご縁に恵まれ、当店で井上ひさしさんの作品を販売させていただくことになりました。人の出会いの不思議さを想いつつ、井上ユリさんに感謝いたします。

発行:山形県川西町
2015年3月26日 発行

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