鍛鉄浅鍋 / 小畠泰明

¥15,000

鍛鉄浅鍋(縦約20×横約23×高さ約3cm)

2.3mm厚の鉄板を900℃に熱し、金床に打ち据え鍛えて作られた鐵鍋です。
一つ一つ金槌で鍛えて作られますので同じ物はありません。
ラフな鐵の表情をお楽しみください。
すき焼きやステーキまたアヒージョなどに最適です。IH可。

鐵鍋との付き合い方
素材は鉄(Fe)ですので放置しておきますと酸化し赤錆(Fe₂O₃)が生じてきます。
お買い求めの鐵鍋にはタンニンにて黒色仕上げを施してありますが、赤錆を止めるものではありません。
油分にてコーティングする必要があります。薄い油分膜が常にあれば錆びる事はありません。

油ならし

食用油をたっぷりと鍋に入れ煙が出るほど熱してください。
火を消し油を鍋から捨て煙が収まるのを待ちます。温度が下がり手で触れられるまで冷まし、残りの油を丁寧に拭き取りましょう。これで手入れは終了です。

一般的ではありませんが、我々はまだ熱が残っているうちに糠を鍋に入れ残り油を糠に吸い込ませ、最後に糠を丁寧にのぞきとり最後に乾拭きして終了します。


洗剤で良く洗いすぎますと錆びる原因となります。
また錆びは水分が乾く時に発生しやすいので、洗浄後は直ちに水分を取り除く必要があります。その後、先に述べた油ならしを施してください。



小畠泰明 
Yasuaki Kobatake
泰工房造形研究所 主宰
一般社団法人 日本現代工芸美術家協会 本会員
公益社団法人 日展 準会員

賞歴・学位
1985 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
    安宅賞 
1987 東京芸術大学美術学部大学院美術研究科鍛金専攻修了
            芸術学修士 Master of Art
2008   第47回日本現代工芸美術展
          「Circle Work」 個人蔵
            日本現代工芸大賞
2015 第54回日本現代工芸美術展
          「慈雲」 東京都中央区本庁舎
            日本現代工芸美術家協会 本会員賞
2018    改組新第5回日展 特選
2020   第59回現代工芸美術展 審査員
2021 第8回日展 特選
2022   9回日展 無鑑査



行きつけの鎌倉駅西口の手打ちそば「さとう」でよく頼む

鴨焼きや親子煮。その手仕事感溢れる小ぶりの鐡鍋がとても良く、さらにおいしさを増していた。
そしてある日、カウンターでおひとりでおいしそうに蕎麦を食べている
その作家に出会い、快く我々のリクエストに応えてくれたのです。
鎌倉と東京にアトリエをもつ小畠泰明さん。ボートも作るというから驚いてしまう。
さて、家では何を作ろう。ステーキやひとりすき焼き、アヒージョも良さそうだ。ぜひ、お酒と共にこの鐡鍋で、良い時間をお過ごしください。
※料理の写真は鎌倉駅西口の手打ちそば「さとう」にて撮影をさせていただきました。
(ディレクター:今井クミ)

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