2025/5/14(水)『卯の花の咲く頃』

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卯の花の咲く頃
時ごとに
いやめずらしく 八千草に
草木咲き 花を生ける
(万葉集、第十九巻 4166.大伴家持の歌より)
時ごとに いやめづらしく 八千種(やちくさ)に
草木花咲き 鳴く鳥の 声も変らふ 耳に聞き
目に見るごとに うち嘆(なげ)き
萎(しな)えうらぶれ 偲(しの)ひつつ
争ふはしに 木(こ)の暗(くれ)の
四月(うづき)し立てば 夜隠(よごも)りに
鳴く霍公鳥(ほととぎす)
いにしへゆ 語り継ぎつる 鴬(うぐひす)の
現(うつ)し真子(まこ)かも
あやめぐさ 花橘(はなたちばな)を
娘子(をとめ)らが 玉貫(たまぬ)くまでに
あかねさす 昼はしめらに あしひきの
八つ峰飛び越え ぬばたまの 夜はすがらに
暁(あかとき)の 月に向ひて 行き帰り
鳴き響(とよ)むれど なにか飽き足らむ
…
四季ごとにますます色々な草木が花咲き、鳴く鳥の声も変わっていきます。
耳に聞き、目に見るたびに心を奪われ、どれがいいかと思っていると、
木の暗いところは四月になると、夜が更けてから鳴く霍公鳥(ほととぎす)は、昔からの言い伝えにあるように鴬(うぐひす)が育てた愛しい子なのかも。
あやめぐさ、花橘(はなたちばな)を少女たちが玉に貫く(五月の端午の節句)まで、昼はずっと山の峰峰を飛び越えて、夜はずっと暁の月に向かって行き来し、鳴き響きますが、どうして飽きることがありましょう。
なげいれの花
「山里花」圷奈保美
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先生のしつらえを鑑賞し、デモストレーションをみて、 花や季節のしつらえについて学び、 そしていける貴重な少人数のワークショップです。
山や森の空気を感じながら、自然の姿をいけてみる。
自然あふれる鎌倉 佐助の谷戸にて、ぜひ体験してみてください。
菓子は葉山の菓子作家 嶋ゞ
小島直子さんがお作りくださる
季節の菓子をおだしします。
薄茶でお召し上がりください。
@shimajima.kashi




『卯の花の咲く頃』
2025年5月14日水曜日
13:00〜17:00頃
定員:8名さま
※画像は参考イメージです。
※キャンセルは、準備の関係上4/22以降は不可となりますことをご了承ください。
鎌倉 佐助
喫茶ギャラリー「アピスとドライブ」
〒248-0017
神奈川県鎌倉市佐助2-13-13
Tel.0467-26-8725
【お問い合わせ】shop@drivedirection.jp
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花はお持ち帰り下さい。
(☆持ち帰る袋などはご持参下さい)
持ち物:
花を切る挟み
花を持ち帰る袋など
水回りのためのタオル
筆記用具(書き留める方は)
生けたい器、花等ありましたらどうぞご持参下さい。
参加費用:12,000円税込
(お茶・菓子含む)
写真:濱津和貴

なげいれの花
花を習い花と向き合ううちに
花にならい花に生かされ
美しい日本の心を教えてくれる
野や山を歩き 花を生けています
2005年~2017年まで
花人・川瀬敏郎先生に師事
なげいれの花を学ぶ
2009年から生け込、教室、花会などの活動開始
2024年12月、初の書籍「山里花の記」を出版。
ご購入はこちら
菓子作家プロフィール
嶋ゞ / 小島直子
和菓子作家、ディレクター。商品企画職を経て、日本の工芸品やお茶の世界に魅了されたことがきっかけとなり、和菓子作家へ転身。2022年より「嶋ゞ(しまじま)」という名義で葉山を拠点に活動を始め、菓子制作を行う。
@shimajima.kashi


※過去の参考写真

