『盗む男』/ミステリ短篇選/井上ひさし 著/井上恒 編

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人間は謎の中に産み落とされ、やがて謎をほとんど解くことなく死んで行く――。その作品すべてにミステリ要素を組み込んだと言われる井上ひさし。なかでも、ミステリ色濃厚な隠れた名品を精選。浅草のストリップ劇場を舞台に、芸以外に芸人の大切なものを盗んで掟を破った男の末路を描く表題作。そして蔦重も登場、『戯作者銘々伝』中の傑作「唐来参和」ほか、暗号トリック、どんでん返し、時代物、実録物、詐欺師……。文庫未収録を含む短篇と関連エッセイで味わう、井上ミステリの見本市。文庫オリジナル。シールによる井上ひさしさんのサインと遅筆堂印入りです。

【目次より】*短篇「ドラ王女の失踪」「唐来参和」「自転車お玉」「盗む男」「捨て子」「あぶらかたぶら泪橋」「天狗の鼻」*関連エッセイ(ミステリ作家・作品論)「一人二役ということについて」「昭和のホームズ言行録」「清張文学 魅力のすべて」

喫茶ギャラリー「アピスとドライブ」を開く準備をしている時に、同じ鎌倉・佐助の地に井上ひさしさんが旅立たれるまで住まわれていたお宅があることを知りました。そして奥様の井上ユリさんと仲よくさせていただくことになる(日頃から、本当にお世話になっています)というご縁に恵まれ、当店で井上ひさしさんの作品を販売させていただくことになりました。人の出会いの不思議さを想いつつ、井上ユリさんに感謝いたします。

発行所:中央公論新社
2026年1月25日 初版発行
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