はぐくみの木 IKUKO 

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社家に生まれ、一般職を経て、生家の神社で社務に携わる。 長年、心身を根本から整えるさまざまな方法を模索しつつ、2018 年に精麻の結びに出会い魅了され、ワークショップを開催。これまでのべ 300 名以上に精麻を通して、静かに自分の内側を感じる大切さを伝えている。

自分の表現をシェアする、伝える。
ある時は伝える人、ある時は聞く人になり、育み合い、繋がりゆく。
「一人一人が育みの木」
その木が増え、豊かな森となる。
まずは自ら最初の一歩。



精麻(せいま)について

大麻草の茎から表皮を剥ぎ、それを研ぎ澄ました繊維です。 古来より、その独特のツヤと輝きの中から強い祓い清めの力が出てくる源泉と捉えられています。 水でも塩(海水)でも祓えない「穢れ(=気枯れ)」を祓うとされ、 神社の大幣(おおぬさ)、鈴緒、しめ縄などに用いられてきました。 種を蒔いてから収穫まで 110 日と成長が早く、大きく根を張ることから大変強い生命力と癒しの 力があるとされ、麻の葉文様を赤ちゃんの健やかな成長を願い産着に御守り(背守り)として 縫い付ける風習もあります 。 精麻を引き撫でるというのが、本来の祓い清めの作法でした。

 

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