(以下、東屋のオフィシャルサイトより)朝、目覚めてから、夜、眠りにつくまで、わたしたちは、たくさんの「もの」と時間をともにします。食事をつくるための「もの」。食卓に並ぶ「もの」。からだに触れる「もの」。身のまわりを美しくする「もの」。この国の暮らしの歴史の中で生み出され、永く愛用されてきた、数々の道具。「もの」は、ことばを発しません。黙って、人の営みに寄り添います。《東屋》は、平成9年の創業以来、信頼できる国内の手工業者と協働し、いくつもの生活のための道具を生み出してきました。人のからだに、環境に、負担をかけずにつくられた「もの」。声高に主張せず、周囲と調和する「もの」。現代の生活様式に則って改良された、使いやすい「もの」。使い終われば、自然に還る「もの」。いつも静かにそこにあり、確かに役に立つ。《東屋》が求め、目指すのは、そういう「もの」と、「もの」を作り出す仕組みの創造です。朝、目覚めてから、夜、眠りにつくまで、たくさんの「もの」と心地よく調和し、豊かな時を過ごすことができるように。陽は明日も、東から登ります。

当店のディレクターの今井が東屋の器と出会ったのは、偶然に入ったお店でのことでした。それはシンプルで、さり気ないけれど確かな存在感のある白い丼で、日常の食卓で飽きることなく、ずっと普通に使いつづけてきました。今回、私たちが小さなオンラインストアを開店するにあたり、あらためてこうして東屋の想いに触れさせていただくと、それがひとつひとつの「もの」に込められているのを感じます。暮らしの中で、こうした「もの」たちとの偶然の出会いを少しでもお届けすることができたら、私たちも幸せに思います。