SoupleLuz スープレルースと読むそのブランド名は、フランス語でしなやかさを意味する Souple
ポルトガル語で光を意味する Luz、この2つの言葉をあわせて SoupleLuzと名付けたそうです。

 

私たちとブランドの出会いはもうかなり前。10年以上になるでしょうか。旅先のNYで久しぶりに会った友人の紹介でした。それ以来、この心地いいオーガニックコットンの製品を愛用してきました。そして、鎌倉でお店をすることになり、同じくそのNYの友人が、彼女の製品が鎌倉に似合うのでは、と提案してくれたのです。下着というハードルがありながら、やはりいいのもを提案したいからぜひチャレンジしたいと思い、麻布の素敵なアトリエにご相談に行きました。

 

たくさんお話しをうかがいました。日本製にこだわりことに価値があるということ、綿花に関して世界の農薬使用量を減らしたいという想いから食品と同じようにトレーサビリティにこだわり簡単ではない道を信念をもち取り組まれています。そして、それは私たち着用する人の肌にも大きく影響することでもあるのです。自然な吸水発散性、べたつきのなさは、その自然のもつ力。美しく機能的でありながらヘルシーなデザインはとても洗練されており、ディティールまでもが見事です。

 

この時代に、エレガントであり品格のある下着はなんだろうと考えた時、自分の肌を、地球環境を考えた時、SoupleLuzがよいと私たちは思いました。

 

オーガニックコットン、シルク、カシミヤなどの上質な天然素材や、ボタニカルダイの美しい植物のシリーズもとても素晴らしい色合いで、花やハーブのパワーを感じ、贅沢感を感じられるもの。贈り物にもとてもおすすめです。

(ディレクター今井)

 

*以下ブランドサイトより抜粋
 

Natural Organic Cotton
オーガニックコットンとは
 
着るものを購入する際に、意外に気にしてはいないこととは思いますが、コットンも畑で育つ農産物です。
オーガニックコットン(有機栽培綿)とは、畑に3年以上化学薬品を使わない畑で、栽培時にも一切、農薬、殺虫剤、化学肥料を使用しないで栽培された綿花のことを言います。
人にも地球にも優しく、肌触りがよく吸水性が抜群、ナチュラルな光沢のある素材を追求していくうちに、オーガニックコットンにたどり着きました。スープレルースでは、ほぼ全ての製品に最上級のオーガニックコットンを使用しています。
栽培から収穫まで農薬や枯れ葉剤などの化学薬品を一切使用せず、通常のコットンより1ヶ月近く長く、実が完熟するまで待ってから収穫されます。大事にに育てられた綿花の繊維には、通常流通しているコットン製品に比べて2倍もの空気を含んでいます。そのことが、ふんわりとした優しい肌触りを生み、吸水性や乾きのよいランジェリーやタオルに最適な素材となるのです。

 

原綿から生地までのこだわり
 
スープレルースではそれぞれの綿花の特徴を生かすためオーガニックでも単一綿の使用をしています。
綿花には色々な品種が有ります。コーヒーが品種によって味が違うように、綿花の品種にもそれぞれ特徴があります。
その特徴を最大限に味わうには、ブレンドなどせずに単一種の物だけを使うことです。
ランジェリーに最適な綿として、ニューメキシコのアルバレス農場で育てられたオーガニックスーピマとエジプトのギザコットンを主に使用しています。どちらも糸の強力に優れ、自然な光沢と染色発色の良さが特徴。やわらかさはどちらも素晴しいものがあります。スーピマはふんわりとギザは滑らかさが特徴の素材です。ぜひ、綿花ごとの製品を着比べてみて下さい。
*ギザコットンはオーガニック認証ではありませんが、極力化学薬品を使わずに収穫された優しい栽培法のコットンになります。
自然な糸の肌触りを最大限に生かすために、糸にはシルケットなどの加工は一切せず、生地にはポリウレタンなどのストレッチ糸も入れずにコットン100%で仕上げています。サイズごとに機械を変えて筒に丸く編まれた生地は自然な伸びを生かし、キャミソール類は脇の縫い代のないストレスフリーな作り方をしています。
タオルはアメリカの昆虫学者サリーフォックス女史の研究開発した茶色の無農薬有機栽培の綿花を使用しています。
この綿花は病虫害に強く無農薬有機栽培に適した綿花です。タオルの茶色は染色をせず、綿花そのものの色。白のオーガニックコットンとブレンドをして濃淡の2色をオリジナルの糸にしていただきました。
その糸を日本の高級タオルの産地、今治にてシャトル機を使って織り上げています。昔ながらのシャトル機は新しい機械と違い、ゆっくりと糸に負担をかけずに織り上げていくため、しっかりとした打ち込みの生地でありながらふんわりした風合いに上がるのが特徴。吸水性や環境への負担を考えて、余計な加工は一切していないため、ご購入後、洗濯もせずそのままご使用いただけます。今治基準でもある「5秒で水に沈むタオル生地」それだけ吸水性に優れています。吸水性が良いのに、洗濯後の乾きが早いのには驚かされます。それも、オーガニックコットンならではの特徴でしょう。


 
色へのこだわり

オーガニック製品は染色をしない生成りの物が主流というご意見もあるかと思いますが、スープレルースではファッション性を重視してあえて染色を行っています。オーガニックコットンをもっと普通に使うことによって、需要を増やすこと。農薬を使わない畑が増えていくこと、コットンはオーガニックがあたりまえになることを願っています。
*2016年4月から発ガン性物質を含むアゾ染料の使用禁止条例が出来ました。日本製品ではかなり前から使用されていない染料です。もちろん私たちの作る製品における染めも一切アゾ染料は使用しておりませんのでご安心ください。

 
ボタニカル・ダイへのこだわり
 
ボタニカルダイとは、自然の植物から抽出した色素で染める方法です。植物はそれぞれ独自の色素を持っています。色の綺麗さは植物の色素のなせる技。スープレルースでは積極的にボタニカルダイによる製品作りを行っていきます。植物の美しい色は心と体にさまざまな働きかけをしてくれます。





About SoupleLuz

フランス語でしなやかさを意味する Souple
ポルトガル語で光を意味する Luz
この2つの言葉をあわせて SoupleLuzスープレルース)と名付けました。
満月の夜、月光に照らされた海面の光
朝霧に反射する目覚め立ての太陽の光
大切な人と二人で見つめる蝋燭の光
進むべき方向を示してくれる一筋の光
植物は光を食べて成長し 人はその植物を食べ、まとい
内に光を秘めながら営みを続ける
そして、自らが発光する光に包まれて美しい光景を心に刻む
どこまでもしなやかに伸びていく光こそ、あなた自身
シンプルでエレガンスなデザイン、贅沢な素材使い、
一度身につけたら手放せない肌触り、自分を大切にする優しい気持ちになれるウエア。
環境に配慮したプロダクトを目指します。


 
Elegance and Beauty
エレガントで美しいということ

デザインの美しい物、必要最低限に削ぎ落とされたシンプルなライン。
ベーシックで主張しすぎない上品な色、着ている自分のみが感じる贅沢な肌触り。
美しいものは心を浄化する。
エレガントなものを身につける。
女性の身だしなみとして当たり前のこと。
今の時代ないがしろにされがちな「身だしなみ」という言葉を改めて見直してみたい。
自分の心のゆとりから人に対する思いやりが生まれる。
エレガントさは人間関係をも潤滑にする。

 

Pleasant Touch
スープレルースは肌触りにこだわります

全商品に積極的にオーガニックコットンとノン枯れ葉剤のコットンを使用しています。スープレルースの商品は現時点では一般に流通している綿製品と同様の染色をして製品を作っています。なのになぜ肌触りが抜群によいのでしょうか?
一つに、忘れがちなことなのですが、綿は農産物です。一般に流通している綿製品は大量生産によって栽培されている綿花です。広大な綿花畑で収穫量を上げていくためには大量の農薬や殺虫剤を散布して病気や害虫を防ぎます。収穫時には機械での刈り入れをしやすくするため、枯れ葉剤を散布し葉を枯らして一気に綿花を刈り取りします。枯れ葉剤は直接綿花にかかります。薬品をかけられた綿花は繊維が堅くなり繊維の空洞もつぶされてしまいます。
これを糸にするとき苛性ソーダなどで膨らますのですが、既にそこまで痛めつけられた繊維は呼吸をしません。それに比べ、有機農法で育てられた綿は痛めつけられていません。収穫の方法も自然に葉が枯れるのを待ち一つずつ丁寧に摘み取られていきます。それによって綿本来の繊維は一本一本が空気を含みまさしく呼吸をしています。着用していただければわかりますが、生地に何とも言えない温もりがあります。汗をかいたときにも自然な吸 水性があり又、水分の放出もよいので いやなべたつき感もありません。天然の機能性素材といったらよいでしょうか?冬暖かいのは言うまでもなく、夏の暑いときに着用していただいても快適です。
ぜひ、一度この肌触りを試してみてください。いままで、着ていた綿製品と違うことに驚かれると思います。

 


Green Products
オーガニックコットンをスタンダードに

今、綿花の栽培は世界中の耕地面積のわずか、2.5%にすぎません。しかし、その2.5%の綿花畑で使用されている薬品は、殺虫剤で世界の年間使用量の16%、農薬全体では10%というデータがあります。食品はオーガニックを選ぶ人は確実に増えてきていると思いますが、着ているコットンが農薬だらけということは意外に知られていない事実です。実際、商品と して流通している綿製品のうち、オーガニックコットンを使用している物は、全製品のわずか1%程度でしかありません。この数字からしても、自分が着ている ものがどんな綿を使用しているか知らなくても当たり前ではないでしょうか。
オーガニックコットンを積極的に使用した製品を作ることで需要をふやし、世界の農薬使用量を減らしたい。それは、環境保護という面でも重要なことであり、農業に携わっている人々の健康と適正な収入を確保することに他なりません。コットンはオーガニックコットンがあたりまえ。そう言えるよう、オーガニックコットンを使った商品を作る人も買う人も増えていくことを願っています。

 

Traceability
Made in Japanということの大切さ

日本で紡績をし、日本で生地を作り、日本で縫製をする。そのことに、価値があると考えています。(残念なことに、綿花の栽培は日本ではほとんどゼロに等しいので原綿は海外からの輸入品です。)今、食品におけるトレーサビリティ(どこで物を作っているかが追跡出来る)は進んできていますが、衣料品はどうでしょう?スープレルースの商品はトレーサビリティが出来ます。顔の見える人たちと物作りをしているからです。
日本の繊維業界は今絶滅の危機に瀕しています。安く、大量に物を作ろうとして、生産地を中国などに移行していっているためです。その影響で今日本の産地は どんどん縮小の傾向にあります。未来が見えないから後を次ぐ人もいない、工場を閉めていくところがここ10年で急増しています。
日本にはすばらしい作り手がたくさんいます。技術も一流です。なのに、利益の為に海外に生産基地を移してしまうということに疑問を感じます。生産者の顔がみえる、日本で作ったものを買う安心感を大事にしたいと考えています。
ひいては、海外で作った物は、エネルギー消費量が半端ではありません。輸送にかかるエネルギーはどこに負 担を与えるのでしょうか。ここのところよく聞くフードマイレージという言葉を衣料品に当てはめてみたらどうでしょう。自給率の低い日本はフードマイレージ が群を抜いて世界で一番です。衣料品もしかりではないでしょうか。けして威張れることでは無い。
商品を作る側も消費者側も真剣に考えなくてはいけない問題だとおもいます。
スープレルースは、「Made in Japan」にこだわります。