広告の言葉なのに、オシャレだなんて。
眞木準のコピー展

2022年に開店した鎌倉・佐助の小さな喫茶ギャラリー「アピスとドライブ」の店主であり、フリーのコピーライターという仕事を30年以上つづけている私にとって眞木準さんは、その全てがカッコいいコピーライターでした。カッコいいまま、あの黒い服で、突然に去っていかれました。

この度、昨年の春に開催いたしました「糸井重里と仲畑貴志のコピー展」に続いて、ぜひ眞木さんのコピー展を開催させていただきたいという店主の極めて個人的な企画に、眞木さんのご家族の皆さんと元マネージャーさんからのご快諾をいただき、私も所属するTCC(東京コピーライターズクラブ)の会員40名以上の皆さんからのご寄稿をいただき、『広告コピーの展覧会』の第3回となる「眞木準のコピー展」を開催することとなりました。あの頃を思い出したいのではなく、今だからこそ。今回も若い人たちをはじめ、大勢の皆さんに観に来ていただけますように。

コピーだけの展示になりますが、広告の言葉なのにオシャレな眞木さんのコピーから、皆さんの文章から、そこにある何かを感じていただけましたら幸いです。

喫茶ギャラリー  アピスとドライブ  店主
TCC(東京コピーライターズクラブ)会員 後藤国弘


眞木準

1948年、愛知県生まれ。1971年、慶應義塾大学経済学部を卒業、博報堂に入社。74年にTCC最高新人賞、翌75年には「十歳にして愛を知った。」福井商事/ライオンファイル、でTCCクラブ賞(現在のグランプリ)を受賞するなど記録的なスピードで第一線へのデビューを飾る。さらには80年から3年連続してクラブ賞を獲得。受賞作は、80年「トースト娘ができあがる。」全日本空輸、81年「カンビールと鉢植えの水は、きらしたことがない。」サントリー、82年「カンビールの空カンと破れた恋は、お近くの屑かごへ。」サントリー。83年にフリーランスとなり、眞木準企画室を設立。以降もTCC賞の他、ACC賞、朝日広告賞、読売広告大賞ほか主要な広告賞を数多く受賞している。没後、2013年にはTCC HALL OF FAME コピーライターの名誉殿堂入りを果たしている。

著書・編著書も、『一語一絵』(宣伝会議)、『眞木準コピー新発売』(六耀社)、『胸からジャック。  心にささる一行メッセージのつくりかた』(大和書房)、『ひとつ上のプレゼン。/他シリーズ』(インプレス)など数多い。宣伝会議賞の審査委員長、コピーライター養成講座の副校長、TCCの副会長を務めるなど、後進の育成にも大変に熱心だった。2009年、死去。

本展でご紹介する眞木さんのコピー「でっかいどお。北海道」全日本空輸、「恋を何年、休んでますか。」伊勢丹、「四十才は二度目のハタチ。」伊勢丹、「きょ年の服では、恋もできない。」三陽商会/バーバリー ブルーレーベル、「飲む時は、ただの人。」サントリー/ホワイト、「ボーヤハント。」日本ビクター/GR-C7、「ホンダ買うボーイ。」本田技研工業/CR-V、「メリノはケケケの王様です。」IWS国際羊毛事務局/メリノウール、ほか。

今回ご寄稿いただくTCC会員の皆さん(アイウエオ順/敬称略)東秀紀・麻生哲朗・安藤隆・安藤寛志・家田利一・磯島拓矢・一倉宏・鵜澤敏行・岡田直也・岡本欣也・小野田隆雄・御倉直文・笠原千昌・門田陽・木村透・栗田雅俊・高田豊造・児島令子・後藤宏行・小林秀雄・こやま淳子・佐倉康彦・佐々木宏・澤本嘉光・高崎卓馬・谷山雅計・中村禎・名雪祐平・西村佳也・廣澤康正・福里真一・松下武史・松本巌・三島邦彦・三井明子・宗形英作・箭内道彦・山本高史・横澤宏一郎・吉岡虎太郎・李和淑・後藤国弘
特別寄稿  前田知巳(元TCC会員)

広告コピーの展覧会  第3回
「眞木準のコピー展」

2025年4月4日(金)〜5月6日(火・祝)
営業日:金土日祝 11時〜17時 入場無料

会場:喫茶ギャラリー  アピスとドライブ
神奈川県鎌倉市佐助2-13-13
電話:0467-26-8725
お問い合わせ:shop@drivedirection.jp

企画:喫茶ギャラリー  アピスとドライブ
協力:TCC(東京コピーライターズクラブ) 
デザイン協力:棟方デザイン事ム所