藁ツバメ/綯屋(ないや)

¥4,200
By 綯屋

藁ツバメ/綯屋

【素材】稲藁、ススキ、エノコログサ、苧

【サイズ】H20×W16×D3.5cm

【素材と使用上の注意】
手仕事の作品のため、サイズはおおよそのものとなります。
色や作りも一つ一つ異なりますので、自然のもの、手作りということで
その違いはご了承のうえ、ご購入ください。

水に濡れないようにご注意いただき、濡れた場合は、風通しの良いところで
しっかり乾かし、直射日光を避け、湿度の少ない風通しの良いところでご使用ください。



綯屋
横畠梨絵

8年間箒屋で修行ののち2021年独立。
茨城県北の里美地域で原料のホウキモロコシを栽培し、制作までひとりで箒を作っています。

2012年日本民藝館奨励賞受賞
以降入選

基本的には農薬を使わず、化成肥料も使わずに育てています。

ホウキモロコシはイネ科モロコシ属の1年草。5月に種を植え、8月の1ヶ月をかけて収穫をします。成長すると背丈が1.5mを超える成長力の強い植物で、8月の夏の強い陽射しを浴びてぐんぐん伸びていきます。

一斉収穫は行わずに晴れた日を選んで程よく伸びたものを収穫し、その日に脱穀・乾燥作業を繰り返す日々が続きます。とても地道な作業ですが、成長の度合いが揃ったものを収穫していくので、箒に仕立てたときの掃き心地もとても良くなり、草の抜けも少なくなります。

かつては箒だけの品評会が開かれるほど、全国的に盛んだった箒栽培。

野菜との二毛作をして、ホウキモロコシ収穫後の草を畑に漉き込み肥料としての使い方をしたり、地域とも環境とも良い循環が生まれていました。
現在では夏場の大変な畑作業もあり、ホウキモロコシを栽培しているところはごく僅か。
「心地の良い道具が欲しいと思ったときにきちんと手に入る」そんな景色を自然な形で遺していきたいと思っています。

ご利用の前に